
accident in "blue side"
◇ accident in "blue side" ・・・・・・6
ばーさんは帰ってきた。
誰もが拍子抜けする形で。
怒りは静まり、しかし頬も染まっていない。
ナイスバディにエスコートされながら
何事も無かったかのように気取った仕草でサマーベッドに腰掛ける。
年若いスタッフがすぐに新しいドリンクとフルーツの盛り合わせ、
彼女の水着に合わせたハイビスカスを持ってきた。
ばーさんは作り笑顔でそれらを受け取り若いスタッフに軽く言葉をかけた。
安心した様子でスタッフは頭を下げ、
ばーさんの横で見守っていたナイスバディと共にその場を去ろうとした。
面白味の無い展開に誰もが失望してそれぞれの視界からばーさんを外した。
しかしその時
ばーさんは立ち去るナイスバディに声をかけた。
ごくさり気なく
彼の腕に手をそえて。
画としては特別目を引くものではなかった。
ただ 俺はそれを見ていた。
彼も見ていた俺に気が付いた。
---------強すぎる視線。
彼の その日初めての接客でのミスだった。